時計が宝石店に置いてあることも、大人になった今ならよーくわかります。だって、高級時計ともなりますと、宝石と同じぐらいの価値を持っているじゃないですか。それは値段の上で「高級時計は宝石と同じ価値」だとも言えますけれど、なによりデザインが宝石並みに繊細だと思うんです。
高級時計をよく見てみれば、細部まで計算されたとても上手なデザインですよ。時計という限られた制約の中で、デザインを決めていくことはとても難しいことだと思います。しかし、それでもバリエーションはたくさんあって、高級時計を購入しょうとしているこちら側としても、楽しく迷うことができるわけです。ショッピングをするにおいて、この楽しく迷える時間も嬉しいというものじゃないでしょうか。
それに、たとえラルフ ローレンのような高級時計を選ぶのに時間がかかったとしても、その分知識がグンとついてきていることを感じます。「文字盤に小粒ダイヤ」という条件で高級時計を探すにしても、ラインナップはいくつもありますからね。ですから高級時計を選ぶにつれて目も肥えていくものだったりするのですよね。たかだか一本の高級時計を選ぶだけとはいえ、時間を費やすのも悪くはないと思います。